教科概要

教科概要

学習

 小規模校ならではのきめ細かな指導を行っています。
ていねいな授業に加えて、個人指導も行います。

授業

 基礎学力を向上させ、応用力も身につけて、個々の学力を最大限に伸ばすことを心がけています。
中高一貫教育の利点を生かして、主要教科では先取り学習も行っています。
学校で身につけた力で生徒が希望する進路に進めるよう指導しています。

少人数・習熟度別授業

 中学では、英会話の授業のほか数学でもクラスを2分割した少人数授業を行い、高校では英語と数学の多くが習熟度別授業です。
高校2・3年では、選択授業を数多く用意し、進路と希望に応じた学習ができます。
国語科

国語科

 中高6年間の中で、論理的思考能力を高め、感性を磨き、自己表現力を身につけるよう、一貫校の特性を活かしたカリキュラムを組んでいます。高1までは文系・理系を問わず、現代文・古文・漢文を全員必修としています。古文は大学入試センター試験に対応できるように高2まで全員必修とし、高3では大学受験対策として入試問題演習を多く取り入れた授業を、現代文・古文・漢文それぞれで行っています。

現代文

 中学は、文章の内容を正確に読み取り、自分の意見を自分の言葉で表現することができ、それを公の場できちんと発表する力を身につけることを目標とし、高校では、大学受験に対応できる授業内容としています。また、年間5回行っている漢字一斉テストでは、学齢に応じて、基礎的な語彙力として重要な漢字の読み書きを中心に、故事成語や四字熟語などの習得を目指しています。

古典

 中1、中2では百人一首や代表的な古典文学作品の暗唱を通して、楽しみながら様々な古典作品に触れます。そして、中2から古典文法の基礎を学び、高2までの学習で文章に即した正確な読解ができる力を身につけます。また、中3、高2では歌舞伎を、高1では文楽を、高3では能楽をと、国立劇場や歌舞伎座に赴いて古典芸能鑑賞の機会を設けています。
論文科

論文科

 〝書く〟という行為は、教科を越えて中高生には日常的に欠かせないものです。また大学入試においても、推薦型選抜や総合型選抜を中心に、小論文試験あるいは志望理由書等の提出が課されることがあります。さらに大学に進学してからも、もちろん社会に出てからも文章を作り上げるという行為は必要となります。また、何かを〝書く〟ためには、その前提として書くべきことを〝考える〟力が必要になってきます。
 このような現状を踏まえ、本校では論文科を設置し、以下のような目標のもと小論文学習を中心とした活動に力を入れています。

目標

  1. 文章表現力の向上
  2. 幅広い教養の蓄積
  3. 論理的思考力の育成
  4. 主体的に考える姿勢の定着
 高校1・2年生では、現代文の授業などを活用して、小論文の基礎を学習します。
 高校2年生では、選択科目の一つとして小論文の授業を設定しています。前期の授業では、書くために必要な考えるプロセスの習得に重点を置いて学んでいきます。後期の授業では、自分の志望分野を意識して必要な教養を身につけつつ、実践的な小論文学習に取り組んでいきます。
 高校3年生では、希望者を対象に小論文の個人指導をおこなっています。大学受験に対応すべく各自の志望に応じたマンツーマンの個人指導体制を整えており、きめ細やかな指導のもと、高3生は自分の進路の実現と能力の向上を目指します。例年学年のおよそ3分の2以上の高3生が、この小論文個人指導を受講しています。
社会科

社会科

 中1、中2では地理分野と歴史分野を並行して学習し、日本や世界について幅広く学びます。中3では公民分野を学習し、社会へのかかわり方や国際的な問題について理解を深めます。また、中2では「自分の住んでいる地域」について、中3では「社会問題」について、自ら問いを立て、一年間かけてレポート作成に取り組み、粘り強く思考する力を育みます。
 高校では、中学で培った基礎的な力を土台として、より深く主体的な学力の養成に照準を合わせたさらに力を伸ばすカリキュラムとなっています。高1では、「歴史総合」と「地理総合」を並行して学び、生徒全員が日本及び世界の成り立ちや文化について幅広く理解を深めます。高校2年から大学入試に対応するために、「日本史探究」と「世界史探究」では徐々に授業の進度を速め、内容を深めていきます。必修科目の「公共」では、主体的に社会へ関わっていくために現代社会への理解を深めます。高校3年生では、通常の授業に加えて、受験対策として放課後や朝の時間に演習中心の講習を実施しています。
 中学高校すべての授業で日本や世界で起こるさまざまな事件やニュースについても解説し、社会への関心を深めることを大切にしています。また、知識偏重にならないよう「模擬選挙」の実施や「日本銀行見学」など体験的な講座を実施し、主体的な学びができるように工夫しています。  
数学科

数学科

 数学に興味関心を持ちながら、基礎力.論理的思考力がしっかり身に付くようにカリキュラムを考えています。 中学では分割授業、ティームティーチングを行い、また、小テストやノート提出をこまめに行う事により、きめ細やかな指導をしています。 中3から高校の教科書の内容に入り、高校から習熟度別のクラス編成となります。 文系の生徒は高2までに、理系の生徒は高3の前期までに教科書の内容を終え、受験に向けて演習を行っていきます。
理科

理科

 6年一貫制の特性を活かし、中学・高校の内容をよく検討した上で、独自のカリキュラムを組み立てて効率良く学べるように配慮しています。 中学では観察や実験に力を入れ、高校では大学受験に対応できる授業内容としています。 高1では物理基礎・化学基礎・生物基礎が全員必修で、高2から高3までは理系は物理・化学・生物から、文系は共通テスト対悪として化学基礎・生物基礎・地学基礎から必要に応じて履修します。
音楽科

音楽科

 音楽室は大小2つあります。オーディオ設備が整い、音響面では特に計算された設計となっており、質の高い音を楽しむことができます。 また、大きなスクリーンに映し出される迫力ある映像で、オペラなどを鑑賞する機会が多くあります。
 年間を通して、授業に限らずコーラスは盛んに行われ、創立記念日やクリスマスなどには聖歌隊の美しい歌声を聴くことができます。
 校内には随所にピアノがあり、特に講堂にあるピアノ「グロトリアン」の音色は、一音一音が豊かでかつ鮮明な響きです。
 高3の選択授業で、音大受験のための個人指導が受けられます。
芸術科

芸術科

 中学ではデッサン、風景と静物写生、彫塑、切り絵、紙工作、デザイン、自画像、版画制作、平面構成等を学びます。
 高2・高3では選択科目として美術をおいていますが、少人数のため、自分の進路、趣味に合わせた個人指導が受けられます。 また書道も選択でき、書道展に出品して、入選もしています。いずれも講師は専門家にお願いしていますので、高いレベルの指導が受けられます。
保健体育科

保健体育科

 体育祭では、学年毎に別々のダンスを練習して発表していますが、何十年も前からそれぞれの学年でのダンスが決まっているため、 上級生になると下級生のダンスを大変懐かしい思いで見て楽しんだり、生徒によっては共に踊って楽しんだりしています。 中学必修の武道では、空手を履修します。
 体育館には冷暖房が完備されています。
技術・家庭科

技術・家庭科

 中学校技術・家庭科はクラスを2分割し、技術と家庭を隔週交代で学習します。 授業は各学年毎に、ものづくりやコンピュータ、調理、被服などの実習を行い、進んで生活を工夫し創造する能力と実践的な態度を育てます。
 高等学校家庭科は、高1で「家庭基礎」を必修で学習します。クラスを2分割し、調理などの実験・実習を行いながら、 主体的に家庭や地域の生活を創造する能力と実践的な態度を育てます。高校2、3年次の選択教科では、調理実習、被服実習を行いながら衣生活、 食生活をより深く学習できる「フード・ファッションデザイン」があります。
情報科

情報科

 高校2年次に「情報Ⅰ」を必修で学習します。
 授業は時代と共に変化する機器操作に偏ることなく、情報技術を活用するための基礎的な知識を学習したうえで、 それを活用できる能力、社会の情報化の進展に主体的に対応できる能力と態度を育成します。
 高校2、3年次の選択教科では、より発展的な演習を行う「選択コンピューター」が、高校3年次には共通テスト対策のの選択教科があります。
英語科

英語科

 各自が志望校の入試を突破できる英語力を養成すると共に、グローバル化する社会において、自ら主張し、発言できる英語力を習得することを目標としています。

時代に対応する英語発信力の養成

Naitive Speaker教員の授業では長年に亘って積み重ね、改良を加えたオリジナル教材、教授法に基づき、ゲーム、劇のロールプレイング、 さらには自分たちでタブレットを使ってのスキット作成など、全身を使って英語を生きたスキルとして身につける内容となっています。 また、英語を使って昼食を取るイングリッシュ・ランチ、中3での英語だけを使って生活するイングリッシュ・キャンプも行っています。 また、高校の選択科目で、ディスカッションを主体としたTEE、CCU、 テーマにそったエッセイを書くことによって英語で書く力を養成するCompositionなど、さらに進んだ発信力を身につけるための all Englishで行われる科目を設けています。

高度な入試突破の実力養成

頻繁に行われるVocabulary Testや高1、高2で実施している様々なアプローチで語彙を身につける語彙力補習を通じて、 入試突破に必要な語彙を着実に身につけます。
高2後半〜高3のリーディング授業では、最難関校の問題も多数含んだオリジナル教材を使用、また高3の授業はすべて入試問題の演習です。 さらに問題傾向別・難易度別に多彩に設置した補習を通じて、学校の力で志望校を突破できる実力を養成します。

きめ細かいフォロー

特に中学段階では、遅れる生徒を出さないため、最大限にきめ細かいフォローを行っています。
レッスン毎の確認テスト、ノート、課題の頻繁な提出、さらに放課後の補習、個人指導などきめ細かい指導体制をとっています。
聖書科

聖書科

 中学では聖書、高校では宗教となります。中1では、聖書の中の教え、お話、イエスの生涯と福音とは何かをたとえ話を読んだりして勉強します。 祈りについても学びます。中2では旧約聖書の天地創造等のことを、中3では新約聖書の使徒言行録とヨハネによる福音書を学びます。 高校の宗教では、改めて宗教とは何か、世界の宗教の諸相、哲学思想を深く学び、高3ではディスカッション形式で学び、話し合います。
 また、本学園の基礎となるフレンド派(クエーカー)の特色についても、適宜学んでいきます。