隣のクラスがうらやましい・・・

2018.2.3 普連土ブログ
副校長
原田 美代子

news18020301
普連土では毎年AFSやロータリークラブなどからの留学生を受け入れています。
今年度は、マリーさん(アメリカ)とシーファーさん(インドネシア)の2名の留学生が、高校1年のB組とC組で学園生活を送りました。

当初は、留学生2名を同じ学年に受け入れて大丈夫かしらと少し不安でしたが、杞憂に終わりました。高1生は留学生を同級生として受け入れ、留学生もすぐに普連土に溶け込んだからです。

マリーさんはソフトボール部に入り、夏の3泊4日の新潟合宿に参加し、校外試合にも出場しました。シーファーさんは、美術部とバドミントン部に入部し、夏休み中も何回か登校して学園祭の装飾作りに励みました。

学園祭では二人が国際親善委員会のブースで、「美について」というテーマでプレゼンテーションを行いました。二人は生まれた国や宗教(マリーさんはカトリック、シーファーさんはイスラーム)が異なっているものの、内面が美しいことが美であるという同じ結論に達していました。美を内面の美しさと捉えている2人の留学生を迎えられた普連土学園は本当にラッキーだと思います。

中1の生徒は地理、高2の生徒は宗教の授業で、2人から母国や信仰している宗教について話を聞き、異文化への学びを深め、多様な価値観を知るよい機会となりました。

留学生は1月に帰国しましたが、帰国前に全校礼拝で約15分ずつ、日本での体験や自分の考えを日本語で話しました。毎年、留学生の日本語の上達の速さに驚かされていますが、それは、留学生が週6時間の日本語の授業に熱心に取り組むだけでなく、生徒が留学生にフレンドリーに話しかけ、さらに、趣味や部活を通じて会話を楽しんだからだろうと思います。

来年度(2018年4月~)も留学生を受け入れます。アメリカ、マレーシア、ドイツから計3名の予定です。

4月からは、どのクラスにも留学生が加わることになり、「いいなあー、隣のクラスは留学生がいてー」と、羨ましがることがなくなりそうです。