高2の時の決断

2021.12.21 卒業生の今
朝日酒造株式会社(107回生2000年卒業)
高橋 英里さん

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 はじめまして、107回生の高橋と申します。私は普連土学園を卒業後、筑波大学芸術専門学群でデザインを、留学してPR・マーケティングを学びました。社会人になってからは広報職として2社経験後、現在は新潟にある朝日酒造株式会社で日本酒の広報・マーケティングに携わっています。広報は企業や商品を皆さんに知ってもらうための活動ですが、日々新しいことに挑戦できるので、約15年続けていても今でも仕事が楽しいと感じます。

 この職に出会えたきっかけを考えると、高校2年の時の決断でした。元々は理系を目指していましたが、高校2年の冬に芸術系に転向することを決めました。その転向を応援してくれた普連土学園には感謝しています。

 普連土学園での生活を思い起こすと、主体性を持って物事に取り組むという姿勢の礎になったのではと思います。生徒会や部(現在の委員会)、また日々の生活の中でも、自分で考えて行動に移すことをしていた記憶があります。それが多少突拍子もないことであっても、生徒の意思を尊重してくれる校風のおかげで、自由にのびのびと色々なことに挑戦し、取り組めていました。それは、今の仕事への向き合い方にも通じていると思います。

 また、普連土学園ならではの体験として印象的なのは、朝の礼拝で全校生徒の前で行うスピーチです。週一回生徒が担当する曜日があり、私は2回ほど担当したかと思います。今の仕事柄、メディアやお客様の前で話すことが多いのですが、この時の経験も役に立ち、人前で話すことを抵抗なくできていると思います。

 最後に、普連土学園で出会えた友人は、かけがえのない財産です。卒業から20年以上経ちますが、今でも仲の良い友人が多数います。そういった存在になりえたのも、普連土学園の中で6年一緒に育ったからこそだと感じています。