教育内容
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教科概要
全体を通して
 中高一貫校の特色を生かし、深い知識と教養を身につけられるようにしています。また、大学受験科目では、受験に十分対応できる内容の授業を行っています。
 
国語科

目標:
表現力を高めるための読解指導を推進する。

 中高6年間の中で、論理的思考能力を高め、感性を磨き、自己表現力を身につけるよう、一貫校の特性を活かしたカリキュラムを組んでいます。高1までは文系・理系を問わず、現代文・古文・漢文を全員必修としています。古文は大学入試センター試験に対応できるように高2まで全員必修とし、高3では大学受験対策として入試問題演習を多く取り入れた授業を、現代文・古文・漢文それぞれで行っています。
 「日本漢字能力検定」には中学生全員で取り組み(高校生は希望者)、中1=5級、中2=4級、中3=3〜準2級、高校卒業まで=2級の取得を目指しています。
  1. 現代文/中学は、文章の内容を正確に読み取り、自分の意見を自分の言葉で表現することができ、それを公の場できちんと発表する力を身につけることを目標とし、高校では、大学受験に対応できる授業内容としています。また、年間5回行っている漢字一斉テストでは、学齢に応じて、基礎的な語彙力として重要な漢字の読み書きを中心に、故事成語や四字熟語などの習得を目指しています。
  2. 古 典/中1、中2では百人一首や代表的な古典文学作品の暗唱を通して、楽しみながら様々な古典作品に触れます。そして、中2から古典文法の基礎を、中3からは漢文の基礎を学び、高2までの学習で文章に即した正確な読解ができる力を身につけます。また、中3、高2では歌舞伎を、高1では文楽を、高3では能をと、国立劇場や歌舞伎座に赴いて古典芸能鑑賞の機会を設けています。
 
社会科

目標:
社会問題に関心を持ち、社会科学的思考力を身につけさせ問題解決的な能カの育成をはかる。

 生徒の3分の2は、文系志望のため、大学の受験科目を考慮し、また、国際的な視野を広げるためにも歴史に力を入れています。高3では、大学受験を考えて演習も選択できるようになっています。また、受験一辺倒ではなく、国際関係、倫理思想史などの科目も毎年開講しており、生徒が楽しみながら広い視野を身につけられるように考えています。
 
数学科

目標:
多面的にものを見る力や論理的に考える力を培うために、数学的活動などを通して、思考力を高めていけるように努める。

 6年かけて論理的思考能力がしっかり身につくようにカリキュラムを考えています。
 中3後期から高校の教科書に入り、高1からは完全な習熟度別のクラス編成となります。理系の生徒は高3の夏前に全ての内容を終え、夏休み以降は十分な演習ができるように、文系の生徒は高2までの必修の授業だけで、2次試験に数学を課す国公立大学に対処できるように考えています。
 中学の図形分野はクラスを2分割した少人数制とし、特に中3は高校数学Aの平面幾何の内容まで全て含めて徹底的に学べるようにしています。高2の数学B分野のベクトルでは旧課程範囲の直線、平面、球の方程式まで学習します。女子生徒が苦手とすることが多い図形のセンスがよく身に付くようにするためです。
 
理科

目標:
観察・実験を通して考察する力を養い、科学の知識と論理的な思考力を身につける。

 中高一貫校の特性を生かし、中学・高校の内容をよく検討した上で、独自のカリキュラムを組み立てて効率良く学べるように配慮しています。中学では観察や実験に力を入れ、高1では、週1回は実験の時間となっています。
 センター試験の範囲は高2までに履修を終えます。理系生徒は高3の前期までに物理・化学・生物の各分野ともⅡの範囲まで履修を終え、入試問題演習に時間が十分とれるようになっています。また、高3でセンター試験対策科目も設置しています。
 
保健体育科

目標:
運動の楽しさや喜びを深く味わい、体力向上を図り公正、協力、責任などの態度を育てる。健康、安全について理解を深め、自主的に学ぶ態度を身につけさせる。

 全学年、体育の時間には運動の基本となるラジオ体操を、正しくできるように指導し、体を慣らした上で運動を始めるようにしています。体育祭では、学年毎に別々のダンスを練習して発表していますが、何十年も前からそれぞれの学年でのダンスが決まっているため、上級生になると下級生のダンスを大変懐かしい思いで見て楽しんだり、生徒によっては共に踊って楽しんだりしています。
 
技術・家庭科

目標:
生活に必要な基礎的な知識と技術の習得を通して、生活と技術との関わりについて理解を深め、進んで生活を工夫し創造する能力と実践的な態度を育てる。

 技術・家庭科は、一人ひとりが、よりよく生きるために生活を工夫し創造できる能力を育成することに主眼をおき、調理実習、被服製作実習、ものづくり(機器製作)実習、コンピュータ実習などを通して知識、技術を実践的、体験的、理論的に習得できるカリキュラムとなっています。授業はクラスを2分割し、技術と家庭の分野を隔週で学びます。
高2、高3では、フードデザイン、ファッションデザインの選択授業があり、高1までの必修科目に加え、専門的な領域も学習できます。
 
情報科

目標:
情報科は、機器やアプリケーションの操作ではなく、理論や知識の習得に主眼を置き、将来に渡って情報を適切に扱える能力と情報社会を正しく生き抜く力の育成を目指す。

 中高一貫教育の利点を生かし、中学校の技術科で学習する「情報とコンピュータ」をベースに情報機器のしくみや理論を学習し、最新の情報機器を使った実習で知識の裏付けを行います。
 情報発信については、「自分のことばで的確にものごとを伝えること」を基本に様々な手法を学習し、実習では発表が苦手な生徒も自信を持って発表ができるよう工夫しています。
 また、生徒一人ひとりが自分の考えを持って正しく行動できるべく、毎回の授業で最近の社会問題や最先端の技術、情報技術の社会貢献例などを取り上げています。
 
芸術科

目標:
表現、鑑賞における幅広い活動を通して、生涯にわたり美術を愛好する心情を育てる。

 中学の必修美術では、造形、絵画、版画、平面構成など多面的なアプローチで生徒の興味を高め、能力を養成します。高2、高3では、各人の進路、興味に合わせた個別指導に近い少人数の美術が選択できます。また書道展に出品するほどレベルの高い選択書道も設置しています。
 
音楽科

目標:
表現及び鑑賞の幅広い活動を通して、音楽を愛好する心情を育てると共に音楽に対する感性を豊かにし、音楽活動の基礎的な能力を伸ばし、豊かな情操を養う。

 音楽室は大小2つあります。オーディオ設備が整い、音響面では特に計算された設計となっており、質の高い音を楽しむことができます。また、大きなスクリーンに映し出される迫力ある映像で、オペラなどを鑑賞する機会が多くあります。 年間を通して、歌う機会は多く、讃美歌や聖歌を通してキリスト教に親しむきっかけとしています。
 高3の選択授業に関しては、音大受験のための個人指導が受けられます。
 
英語科

目標:
英語で誰とでも進んでコミュニケーションを図る姿勢と、大学入試、さらにその後の学習で必要な読解力・語彙力・発信力を養成する。

 英語科のカリキュラムには以下の特色があります。
  1. 生涯役立つ英語力の養成
    (中学校)
    教科書は中学校では検定教科書のThe New Crownと、必要な構文・文法・語彙を体系的に網羅しているNew Treasureを使用し高いレベルの英語力の習得を目指します。同時に、分割クラスや個別指導、補習等で遅れがちな生徒にもきめ細かくフォローしています。
    (高等学校)
    大学入試はもとより、進学後、さらには社会に出てからのことも視野に入れ、生徒に十分な読解力・語彙力・発信力をつけることを目標に、高2後半~高3は大学入試問題の演習が主な内容となります。また語彙力についても、毎月の語彙力テスト、自分のペースで受けていける細かい段階に分けた自主テスト等、語彙力増強を目的とした補習など、様々なアプローチで強化を図っています。
  2. 進んでコミュニケーションを図る姿勢の育成
    ネイティブスピーカーの授業は、長年の蓄積に毎年工夫と改良を重ねたオリジナル・メソッドによるもので、ゲームや劇など、体全体を使って英語を使うアクティビティが豊富に盛り込まれています。さらに英語を使ってお昼を食べるイングリッシュ・ランチや中3での英語を使って生活するイングリッシュ・キャンプ、自分の好きな活動を選んで、英語のスキルを磨くイングリッシュ・チャレンジなど、自然な形で英語に触れていくことを通じて、英語に臆する気持ちを乗り越え、積極的に英語でコミュニケーションを図る姿勢を養います。高2、高3の選択では少人数のネイティブ教員の指導による英作文や時事問題のディスカッションなどレベルの高い選択科目も設置しています。
 
聖書科

目標:
聖書、キリスト教の教え、さらには世界の諸宗教、フレンド派の教えを学び、自らの現在の、また生涯に亘る生き方を考える糧とする。

 以下のカリキュラムに従って学習します。講義に加えてディスカッションや研究など、多角的なアプローチを行っています。
  • 中1 キリスト教とフレンド派の紹介
  • 中2 旧約聖書
  • 中3 新約聖書(使徒言行録)
  • 高1 新約聖書(ヨハネ福音書)
  • 高2 世界の宗教・宗教とは
  • 高3 フレンド派の生き方
 
小論文指導

目標:主に、
① 文章表現力の向上、
② 幅広い教養の蓄積、
③ 論理的思考力の育成、
④ 主体的に考える姿勢の定着を目指しています。
 “書く”という行為は、教科を越えて日常的に必要なものです。また、大学入試においても近年推薦入試やAO入試が盛んになり、その多くの場合で志望動機の提出あるいは小論文試験が課せられます。さらに大学に進学してから、社会に出てからと、“書く”という行為の重要性は増していきます。
 このような現状を踏まえ、普連土学園では小論文教育に力を入れています。 高1、高2では、校内で実施する「小論文コンクール」(年2回)に向けて、現代文の授業の中で小論文の基礎を学んでいきます。また、コンクール優秀作品にはコメントを付して冊子にまとめ、各学年全員に配布しています。
 高2、高3では、選択科目の一つとして小論文の授業を導入しています。文章表現力の向上(書き方編)と幅広い教養の蓄積(教養編)に重点を置いた授業を通年で行い、小論文を書く力の向上・定着を目指します。
 さらに高3では、大学受験に対応すべく、希望者を対象にその志望に応じたマンツーマンの個人指導体制を整え、きめ細やかな指導を行っています。
 その他、自主課題として高校全学年を対象にした要約添削や、希望者の夏期補習も実施しています。